クラウディオ・アバド、ブリン・ターフェル:ワーグナー、ドビュッシー
ルツェルン祝祭管弦楽団
出演者
プログラム解説
クラウディオ・アバドの優雅さがブリン・ターフェルの魅惑的な音色と出会う。
ワーグナーのレパートリーの中でも最も偉大な演奏家の一人であるバスバリトンのブリン・ターフェルは、その力強い声と完璧な発音によりヴォータンを感情豊かに表現する。ワルキューレの音楽は、クラウディオ・アバドの豊かでインスピレーションに満ちた指揮のもと、神秘的な平原を歩む。確かに、ルノー・カピュソンやエマニュエル・パユなどの音楽家たちが指揮者の動きに釘付けになるが、このワーグナーの四部作の一節を変容させるのはブリン・ターフェルの力強さである。演出や衣装は必要なく、音楽家の献身がこのコンサートをルツェルン・フェスティバルの中でも特筆すべき唯一無二の瞬間にしている。
フランス音楽の解釈で知られるクラウディオ・アバドは、マルティール・ド・サン・セバスティアンやラ・メールにおいて、ドビュッシーの他の作品で見せた透明感の奇跡を再現する。彼の叙情的なテンポと注意深い眼差しは、音楽家たちから洗練された音色を引き出す。合唱団からソプラノまで、オーケストラはフランスの作曲家の詩的な作品を壮大に彩る。

