サミー・プライスと彼のニュー・オールスターズ ベルギー公演ライブ
コンブラン=ラ=トゥール 1958年
出演者
サミー・プライス — バンドリーダー, ピアニスト
J.C. ヒギンボザム — トロンボーン奏者
エルマー・クランブリー — トロンボーン奏者
ドク・チータム — トロンボーン奏者
エディ・ベアフィールド — クラリネット奏者, アルトサクソフォン奏者
ジミー・ルイス — コントラバス奏者
J.C. ハード — ドラマー
タフィー・ダグラス — 歌手
プログラム解説
このコンサートの冒頭にある一言は、初期のジャズやブギウギのミュージシャンたちの音楽業界を象徴しています。リーダーのサミー・プライスが曲を紹介するときに言う言葉です。「普通は、こういったことに対して評価されるのは、天国へ旅立った後のことだ。」まさにその通りで、プライスと彼のオールスターズが演奏した多くの曲は、19世紀アメリカ音楽の薄暗い歴史から来ており、ジャズの曲は口承伝統として受け継がれ、元の作曲者の名前はほこりの中に埋もれてしまいました。
さらに、黒人ミュージシャンは自分たちの芸術に対してほとんど評価を得られませんでした。長年続いたミンストレルショーの人気が衰えた後も、20世紀初頭のジャズ録音では、主に白人ミュージシャンが活動し、アーティストは肌の色で分類されていました。ここ1958年の時点で、プライスはまだ自分のバンドを「ネグロ・オールスターズ」と呼んでおり、これは彼らの社会的地位をそのまま反映していました。
その結果、このコンサートで見るオールスターズは、今日ほど知られていないのが現状です。プライスはリーダーとして滑らかで卓越しており、タフィー・ダグラスは往年のロマンスの優雅さと気品を持つ歌手として新しいリスナーにとって真の発見です。エディ・ベアフィールドはサックスとクラリネットで純粋な甘美さを披露し、J.C.ハードの長いドラムソロは純粋な名人芸です。ドキュメントとして、この映像は大切にされるべきものです。