ゲイリー・バートン&大曽根 実 in ミュンヘン
ミュンヘン・サマー・ピアノ・フェスティバル 1995
出演者
ゲイリー・バートン — ビブラフォン奏者
尾曽根 誠 — ピアニスト
プログラム解説
ゲイリー・バートンはヴィブラフォンの真の先駆者であり、彼が開発した4本マレットのピアニスティックなスタイルを用いて、あらゆるスタイルのクロスコラボレーションを推進してきました。ジャズ・フュージョンの分野では、彼は名手と見なされており、スタン・ゲッツやクインシー・ジョーンズからk.d.ラングやアストル・ピアソラに至るまでのミュージシャンと共に探求的なジャズのデュエット形式を切り開きました。教育者としては、バークリー音楽大学で30年間教鞭を執り、そこで若き日本人ピアニストの大曽根真と出会いました。
大曽根はわずか23歳で国際的な名声を得ました。バートンが彼を高等教育から引き抜き、自身のカルテットに招いたのです。それ以来、彼はチック・コリアやクリスチャン・マクブライドといった著名なミュージシャンと共演してきました。彼らはこのミュンヘン・サマー・ピアノ・フェスティバルでのコンサートのわずか1年前にアルバムFace to Faceを録音しました。ここでは偉大なセロニアス・モンクやバートンのアルゼンチンのコラボレーター、アストル・ピアソラの曲をカバーしています。しかし、最も美しい瞬間は、おそらく大曽根自身の作曲によるもので、それらは活発で繊細かつ広がりがあり、若きピアニストの師匠であり対等な存在となったバートンが開発した「バートン・グリップ」技法の完璧な土台を形成しています。