エロール・ガーナー ライブ・イン・パリ
メゾン・ド・ラ・ラジオ 1973
出演者
フランク・テノ — プレゼンター
エロール・ガーナー — ピアニスト
アーネスト・マッカーシー — コントラバス奏者
ジミー・スミス — ドラマー
ホセ・マンガル — パーカッショニスト
プログラム解説
アーロル・ガーナーはアメリカのピアニストであり、その軌跡はジャズ界全体に影響を与えました。彼が不朽の名声を得たのは50年代で、特にアルバム『Concert By The Sea』によって知られています。このアルバムは最初の3年間で100万枚以上を売り上げ、彼の独特で技巧的なスウィング音楽のスタイルを確立しました。もう一つの大きな功績は、1954年に彼が作曲した「ミスティ」で、以来すべてのジャズ歌手やピアニストの標準的なレパートリーとなり、エラ・フィッツジェラルド、フランク・シナトラ、サラ・ヴォーンなど多くの著名なアーティストによる愛されるカバーが数多く生まれました。
1973年のパリでのこのコンサートの時点で、ガーナーは確固たる伝説となっており、人生の黄昏期に差し掛かりながらも、新人たちに向けた教訓を携えていました。このショーは彼が独学であったことについて語るインタビューから始まります(ガーナーは驚異的な音楽記憶力を持っており、かつてロシアのクラシックピアニスト、エミール・ギレリスのコンサートに足を運び、帰宅後ほぼ全曲を耳だけで演奏できたと言われています)。音楽が始まると、彼のピアノのタッチと自在さが誰の目にも明らかであり、特にジョージ・ハリスンの「サムシング」のカバーやもちろん「ミスティ」でそれが顕著に表れています。彼の演奏のもう一つの特徴は、演奏に伴う独特のボーカライズでした。