政治亡命を求めてフランスに定住したミハイル・ルディは、マルク・シャガールの90歳の誕生日を記念して、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとイツァーク・パールマンと共にベートーヴェンの三重協奏曲を演奏し、華々しいデビューを飾りました。その後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめとする世界最高峰のオーケストラや、ロリン・マゼール、ヘルベルト・フォン・カラヤン、マイケル・ティルソン・トーマスなどの著名な指揮者と共演し、国際的なキャリアを築きました。1989年には母国ロシアに帰国し、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団と共に数多くの国際ツアーを行いました。また、サン・リキエ音楽祭を創設し、20年間にわたり芸術監督を務めました。
ミハイル・ルディの芸術的好奇心は、コンサート・ソリストという儀式的な枠にとらわれず、さまざまな芸術形態を探求することへと導きました。ジャズピアニストのミーシャ・アルペリンとデュオを結成し、クラシックのレパートリーに基づく即興作曲のオリジナルプログラムを考案しました。同様に、演劇公演や著書(2008年にル・ロシェール社から出版された『ピアニストの小説』)を通じて、他の芸術への情熱を昇華させています。
受賞歴
- フランツ・リストのピアノ作品集に対してブダペストでリスト第1位を受賞。
- スクリャービンのサイクルに対してシャルル・クロス・アカデミー賞を受賞。
- カロル・シマノフスキのピアノ作品のリサイタルに対してグランプリ・デュ・ディスクを受賞。